2024年11月にビクターから発売されたイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン『HA-NP1T』。
イヤーカフと聞いて、アクセサリーを付ける機会が多い方ならなんとなく形状が想像できるかもしれません。
いわゆる「ながら聴き」ができる、オープンイヤータイプのイヤホンですが、普段この形状を使わない筆者にとっては「耳を軽く挟んで一体どうやって音を聴くのか…?」「音漏れは大丈夫なのか…?」と気になることだらけ…
というわけで、実際に商品を使用してその使い心地を確かめたいと思います!
豊富なカラーバリエーション
カラーバリエーションはティールブルー、マルーン、アイスグレー、オフホワイト、コールブラックの5色。定番の白と黒だけでなく、おしゃれなくすみカラーも選べるのが嬉しいですね!しかも、本体色に合わせてアーム部分もそれぞれ微妙に色味が違うんです!
好きな色を選ぶのはもちろん、ご自身が普段つけているアクセサリーと合わせて色をチョイスするのも楽しそう…。
どれもめちゃくちゃかわいいですが、筆者は深みのある上品なブルー(本体)×ゴールド(アーム)のティールブルーを推します!
イヤーカフ型という形状と色の可愛さも相まってアクセサリー感覚で着けられるところがイヤホンしてはとても新鮮だな~と思いました。
ケース・本体の外観もチェック!
次に外観を見ていきます。
ケースはとても小型で女性の手の中にもすっぽり収まるサイズ感です。イヤホン自体は軽いのにケースは重い…なんてことがありますが、こちらはケースを含めてもかなり軽量です。荷物が多い筆者にとっては少しでも荷物が軽くなって嬉しい限りです…!
イヤホンはアーチ状に収納するスタイルです。ケースへ収納する際、右耳のイヤホンはRへ、左耳のイヤホンはLへ、カポッとはまる瞬間がなんとも気持ち良いです。
装着の際、筆者のように「右左どっちがどっちだっけ…」ってなる方は左耳のイヤホンには小さい突起が付いているのでそれを目印にすると迷わず着けられます。
両耳の後ろ側にはポコッと出ているボタンがあります。そのボタンを押す回数や長さで機能の操作ができるのですが、機能の割り当ては自身の使いやすいように専用アプリ内でカスタムできます。
装着時のポイント
では実際に装着していきましょう。イヤーカフ型ならではの装着のポイントがいくつかあるのでご紹介します。
まずは「装着方法」。片手で耳を固定しながらもう片方の手でイヤホンを着ける、というように両手を使う必要があります。コツを掴めば片手だけで装着できそうですが、慣れるまでは、両手が空いているタイミングでないと装着が難しいかもしれません。
次に「装着の向き」。アーチ状なのでどっちが音の出る方か悩む瞬間がありますが、このイヤホンに関して言えば「ワンちゃんの絵が描かれている方を耳の穴に向けて装着する」と覚えてもらうと良いかもしれません。
(ちなみにこのワンちゃんはニッパーという名前で、ニッパー入りイヤホンは通称「イヌホン」と呼ばれているそうです。かわいい…!)
最後に「装着感」ですが、これに関しては「とにかく軽い」の一言。(笑)
耳に入れ込むタイプではないので異物感もなく、着けていることを忘れてしまいそうになります。これなら長時間着けていても痛くなりにくそう!
普段着けているピアスと同じような感覚なので、通勤の際に使用する方は着けっぱなしなのを忘れて業務を始めないように注意が必要です…!
また、耳を軽く挟んで使うので、耳に入れ込むタイプのイヤホンにありがちな「マスクを外したり髪を耳にかけたりしたときにポロっとイヤホンが落下する問題」が起きにくいのもイヤーカフ型ならではのポイントだと感じました。
実際に「ながら聴き」してみました!
このイヤホンの最大の特長である「ながら聴き」。耳の穴をふさがないから、周囲の音もバッチリ聞こえます。実際にオフィスで音楽を聴きながら仕事をしてみましたが、横から話しかけられてもはっきり声が聞こえるし、会話も問題なくできました。
家事や育児をしながら、宅配を待ちながら、仕事をしながら、などなど…ちょっとだけ耳は開放しておきたいって時にかなり便利です。
気になる音質はというと…、オーディオ機器開発に長く携わっているビクターのイヤホンというだけあって全体的にバランスの取れた繊細かつクリアなサウンドで音楽を聴くことができました。ロックを聴いていると低音に少し物足りなさを感じることがありましたが、そんな時は専用アプリで低域寄りのサウンドバランスにすることもできます。好みやシチュエーションに合わせて簡単にサウンドモードが変更できるのは良いですね。
そしてさらに気になるのが、音も開放的になって周りに音漏れするのでは…?という点。
安心してください。電車内など静かな場所で使ってみても耳同士がくっつく距離でやっとかすかに音が聞こえるレベルなので、隣に座っている・立っている人にはまず聞こえないです。(ただし爆音の場合は保証できません)
まとめ
アクセサリー感覚のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン『HA-NP1T』はそのキャッチコピー通り、「音楽が聴けるアクセサリー」でした。
耳に圧迫感があるのが嫌な方、ながら聴きをしたい方など、ある程度開放的にイヤホンを付けたい方におすすめできる商品だと思います。
耳に入れ込むタイプのイヤホンだと人により耳の大きさや広さが違ったり、なかなか自分にピッタリなものを見つけるのが難しかったりしますが、イヤーカフタイプだと軽く挟むだけでフィットするから使う人を選ばないのも魅力的だと思いました。
ただ「周りの音が聞こえる」が時には「聞こえすぎてしまう」状況にもなります。駅のホームや人だかりの中だと周りの音が聞こえすぎてイヤホンから出る音が聞き取りずらくなるのが気になりましたが、ある程度のざわざわ感だとながら作業するのにぴったりだと思います。
一点、購入する際の注意として、充電用のケーブルは付属していますが、ACアダプタは付属していないので別途用意する必要があります!
好きなカラーで気分を上げて、皆さんも是非「ながら聴き」を楽しんでくださいね♪